サンタクロースはどこから来るの?赤い服の由来は?
サンタクロースは本当にいるらしい・・・?
いるのであればいったいどこから来るのか?
なんで赤い服をきているのか?その由来は?
などサンタクロースの疑問について調べてみました♪
Contents
サンタクロースはどこからくるの?
夢を壊すようですがサンタクロースの「故郷」については論争があるんです。
「フィンランドのラップランド」と「デンマーク領のグリーンランド」。
どっちもまったく譲らずにサンタクロースの「故郷」を主張しているのです。
フィンランドのラップランド
フィンランドのラップランド州にはサンタクロース村があり、この村に行くと「仕事中のサンタクロースが、いつでも温かく迎えてくれる」そうです。
グリーンランド
1957年にグリーンランドは国際サンタクロース協会を設立しました。
毎年7月に世界サンタクロース会議をデンマークで主催。
更に、各国のサンタクロースを公認し、免許を発行して現在は100人以上の協会公認サンタクロースが世界中で活躍しています。
グリーンランド国際サンタクロース協会公式サイト にっぽんのサンタさん
そもそもサンタクロースのモデルになった聖ニコウラスはフィンランドやグリーンランドのような北欧とは関係がありません。
北欧説の根拠になったのは、サンタクロースが引くソリを率いるトナカイ。
このトナカイの生息地は北極圏周辺ですので、候補地はおのずと限られてくるわけです。
しかしサンタクロース登場初期に物語にはトナカイは存在しておらず、サンタクロースとトナカイがセットで初めて登場するのは19世紀の米国の児童文学で「聖ニコラスの訪問」です。
どちらにしても空想上の物語を現実に無理やり当てはめた感は否めません!
『ニューヨーク・サン』の論説委員であったフランシス・チャーチは「サンタクロースはいます」と紙面で返答しまそうです!(1897年9月21日)
その根拠は「目に見える物だけが存在するのではなく」、「大切なものは目にみえない」からであるとし、だからこそ、「サンタクロースを見たことが無いと言ってもサンタクロースがいないことにはならなく」、(私たちが信じる限り)「サンタクロースは存在し、永遠に子供たちに喜びを与えるのです」
と結んだそうです。
あくまで個人的主観ですがラップランドやグリーンランドの「故郷」論争が大人の思惑が見え隠れして滑稽に映ってくる気さえします。
実際に公認サンタとして活動しているサンタクロースさんやサンタクロース村を否定するつもりはまったくありませんが、サンタクロースの故郷が何処か?は重要ではありません。
子どもたちに夢を見させてくれている心の中のサンタクロースそのものの存在が重要なのではないでしょうか!
サンタクロースの赤い服の由来とは!?
一般的には清涼飲料のメーカー、コカ・コーラ社が広告でコーラのイメージカラー赤と白を使ってサンタクロースに赤と白の衣装を使ったのが始まりと言われていましたし、そんなウワサを結構真に受けていました・・・!?
そのウワサとは!?
当時コカ・コーラ社のイメージはあまり良くなく、このイメージを払拭するために主婦や子供たちにも受け入れられやすいキャラクターとしてサンタクロースを使ったのです。
1931年コカ・コーラ社は画家のハッドン・サンドブロムに依頼して自社のイメージカラー赤と白を使ってサンタクロースを描かせました。
それを膨大な広告費を使って世界中に宣伝し、サンタクロースのイメージとして定着し、多くのメディアによってこの逸話が紹介されてきたのです!
しかし、コカコーラ社が宣伝に起用した1931年より17年も前、1914年には、日本の書籍である『子供之友』で赤い帽子に白い髭、白い縁取りのある赤い服を着た、今のサンタクロースと変わりない姿が描かれていたのです。
画像引用:ウィキペディア サンタクロース
また、当時日本は世界一のクリスマス用品生産国で、輸出用のサンタクロースの人形もこの赤と白そのものの姿でした!
この情報からしてもコカ・コーラ社の広告イラストが「サンタクロースの赤い衣装の起源説」は間違いだったのです。
では、サンタクロースの赤い服の由来はどこからきたのでしょうか?
サンタクロースのモデルと言われる聖ニコウラス!
現在のトルコに実在した聖ニコラスと呼ばれる司祭です。
その聖ニコウラスの膨よかなヒゲと司祭服がイメージになっていたのです。
(聖人『=殉教者』のための祝日には赤い司祭服を着用することになっています)
1800年代から、1900年代初頭にかけてのクリスマスカードには、様々な衣装のサンタクロースが描かれています。
しかし、赤い衣装も親しみやすく愛嬌のある表情もしていません。
では現在のような赤い衣装を着たサンタクロースの原型になったのは、1822年にニューヨークに住む神学者クレメント・クラーク・ムーア(1779~1863)が、自分の子供たちのために作ったと伝えられる、「聖ニコラスの訪問」です。
サンタクロースと聞いて思い浮かべる、やさしくて気のいいおじいさんの姿や、トナカイソリのイメージがそのままかかれています。
そう、サンタクロースのイメージは、このムーアの詩によって生まれ、広く定着していったのです。
またアメリカの南北戦争時代に活躍した画家に、トーマス・ナスト(1840~1902)がいます。
彼の描くサンタクロースは、さまざまな雑誌に掲載されて、最終的には「トーマス・ナストのクリスマス絵画集(1890)」として、編集出版されました。
それ以降、サンタクロースは一気に知名度を高め、雑誌広告やデパートの売り場で、活躍を始めることになります。
ナストが描いたサンタクロースも、現代のサンタクロースのガウンが赤いのと同様に、全身を赤っぽい毛皮服で包んでいます。
ナストの毛皮服も赤っぽい
どのようなものだったのでしょうか?ナストのサンタクロースは、全身を毛皮服で包んでいます。もともと、ムーアの「聖ニコラスの訪問」の中でも、サンタは毛皮の服を着ていたのです。そして、ナストのサンタクロースが着ている毛皮服には、注目すべき特徴があります。現代のサンタクロースのガウンが赤いのと同様に、ナストの毛皮服も赤っぽいという点です。
先述の聖ニコウラスのヒゲと赤い司祭服のイメージそのものだったのです。
画像引用:サンタクロースの服が赤い訳
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