ワキガ手術の種類や費用とワキガの再発の恐れは!?
「ワキガ」辛いですよね
アナタがワキガ手術をしようと思ったからには相当な覚悟があったと思います。
もう2度とワキガで悩んで、辛い思いをしたくない!
ワキの臭いやワキ汗を気にせずに楽しく生活したいでしょう!
しかし、ワキガ手術にはいろんな種類や方法があり、
費用も実費で高額で不安や疑問も多いと思います!
このページではワキガ手術の種類や方法・費用(一部保険適応)
また、ワキガ手術後の再発の可能性についても調べてみました。
アナタのワキガ手術選びの参考になれば幸いです。
Contents
ワキガ手術の種類や方法はどれくらいあるのか?
ワキガ手術とひとことで言っても実際に「切る」手術と「切らない」手術があります。
こちらではワキガ手術の種類と方法を一覧で紹介しています。
切るワキガ手術
直視下手術法
・剪除法(せんじょほう)
脇の下に直接 3~5センチ切開して患部を裏返し、執刀医が直接アポクリン汗腺を目視してひとつずつ取り除いく手術法です。
患部に切開した手術痕は残りますが、高い確率で汗腺は除去されます。
縫合の際の技術で傷跡に差がでます。
入院の必要はありませんが、圧迫ガーゼをあてて1週間ほど生活しなければなりません。
長期休暇前の手術がオススメです。
非直視下手術法
術後の手術痕をを少しでも小さく目立たなくするために考慮している手術法です。
・皮下組織吸引法
脇の下に1センチほど切開して、そこからカニューレという細い管を挿入してアポクリン腺やエクリン腺、皮脂腺などをかき出しながら吸い取ります。
切り口も1センチほどと小さく、傷口は目立たなく割に剪除法より広い範囲にアプローチできるというメリットがあります。
しかしアポクリン腺は先述の直視下手術(剪除法)よりも残る可能性があり、また根の部分(腺根)が残っていると再発する可能性があるのがデメリットです。
・超音波粉砕・除去(治療)法
皮下組織吸引法をベースにして改良された手術です。
脇の下に1センチほど切開して、カニューレで掻き取る変わりに特殊な治療器(マイクロシェービングコンソーラー)を挿入します。
そして超音波を発生させ、その熱でアポクリン腺をはじめとする汗腺を破壊しながら吸引除去します。
皮下組織吸引法よりも効果が高いと言われていますが、これも直視下手術(剪除法)よりも残る可能性があり、すべてのアポクリン汗腺を取り除くことは難しいといわれています。
また、医師の技術によっては火傷や皮膚壊死など合併症のリスクがないわけではありません。
・皮下組織削除法
皮膚を押さえるローラーとカミソリの刃を組み合わせた専用器具を使う手術法です。
脇の下を1cmほど切開し、皮膚の表面をローラーで転がしながらカミソリ部分で皮下組織ごと削り、アポクリン腺とエクリン腺を同時に除去します。
傷口が小さいながらも高い効果を期待できます。
術後はワキを1週間程度固定する必要があり、回復するまで時間もかかります。
また、この手術は執刀医師の高い技術が求められます。
切らないワキガ手術
ボトックス注射
ボツリヌス菌の毒(たんぱく質の一種)を脇の下に注射し、汗を出す時の伝達物質の分泌を抑えることで一時的に汗の量を減らす対処法です。
主にエクリン腺の汗に働きかけることから、多汗症とワキガを併発している方や不安などメンタルの影響で出る汗に効果的です。
ワキガの臭いを抑える作用はありませんが、汗の量が減るためトータルでの不快感は減少します。
個人差はありますが、効果には時間の制限があり約半年から1年程度は汗の量を抑えることが可能です。
電気凝固法
電気凝固法は元々は脱毛法として考案されたもので、脇の毛穴に電気針を刺し高周波電流を通してワキの脱毛、アポクリン腺と皮脂腺の熱凝固を行います。
皮脂腺やアポクリン腺も熱凝固で破壊されれば、ワキガ臭に対しても効果があります。
ミラドライ
ワキガ治療も日進月歩でどんどん技術が導入されています。
その一つが「ミラドライ」
最新のワキガ治療として注目されています。
これまでのワキガ手術とは違い切らずに脇の皮膚表面にマイクロウェーブを照射する治療法です。
ミラドライはマイクロウェーブを狙った箇所にピンポイントで集中照射できるため、瞬間的にアポクリン腺とエクリン腺に熱ダメージを与えて破壊できるのです。
結果として、汗の分泌とワキガ臭が抑えられるという仕組みです。
皮膚の表面を常に冷やしながら治療を行いますが、皮膚の内部はやけど同様の状態になっているため術後は担当医の指示に従いケアが必要になります。
手術時間は片側で約20~30分ほど、合計で約1時間の治療です。
ビューホット
ビューホットはビューホットは2014年より日本に導入された最新のワキガ治療法です。
最新ワキガ治療法と紹介したミラドライをさらに進化させた治療法です。
ミラドライは皮膚の上からマイクロ波を照射するのに対して、ビューホットは脇の下に極細の針を刺入してそこから高周波を照射します。
施術時間はミラドライの半分以下の片ワキ10~15分。
手術直後から日常生活が送れます。
局所麻酔を使いますので痛みもほとんどありません。
一度の治療で95%、2回目では98%が効果があるといわれています。
ワキガの再発率が低いとも言われています。
ワキガ手術の費用はいくらくらいかかるの?
ワキガ手術は一部健康保険が適応されますが、ほとんどが美容クリニックなどでの自由診療の治療になります。
したがって手術費は実費でクリニックごとに費用も病院によって異なりますので手術前にカウンセリングなどで十分確認してください。
切るワキガ手術
直視下手術法
・剪除法(せんじょほう)
・費用:30~50万円(※症状の程度や保険が適用できる場合で変動があります。)
非直視下手術法
・皮下組織吸引法
・費用:15万円位から
・超音波粉砕・除去(治療)法
・費用:18~30万円
・皮下組織削除法
・費用:20~40万円
切らないワキガ手術
・ボトックス注射
・費用:5~10万円ほど
・電気凝固法
・脱毛がメインになることが多くレーザー脱毛費用が治療費用になります。
・ミラドライ
・費用:30~50万円
・ビューホット
・費用:30~50万円
ワキガ手術の健康保険適応の範囲や費用について
ワキガ手術の健康保険適用
病院によって、料金は変わりますが保険適用でワキガ治療を行う場合は、大体両脇の手術で3~5万円位の場合が多いようです。
ワキガ治療のうち病院で保険適用が可能な手術は剪除法がメインです。
2012年11月より「重度の原発性腋窩多汗症(げんぱつせいえきかたかんしょう)」のボトックス注射に保険の適用が認められました
ワキガ手術したのに再発する恐れは?
せっかく高額な費用を出してワキガ手術を受けても、またワキガが再発してしまうなどの可能性が無いわけではありません。
人によって個人差もありますが、アポクリン汗腺には再生能力がありワキガ手術で汗腺の取り残しが原因でワキガが再発することがあります。
特に非直視下手術法は1センチほどの小さい切開口から器具を差し込みアポクリン汗腺を除去していきますのでアポクリン汗腺が完全に取り除けたかどうか医師が目視することができません。
そのためアポクリン汗腺の取り残しが発生しやすいのです。
また、中学や高校生時代にワキガ手術をしても再発する可能性が高いです。
ワキガの発症であるアポクリン汗腺の発達は思春期の頃に始まります。
しかし、この成長期である時期にワキガ手術をしてもアポクリン汗腺が発達途上で、ワキガ手術をしたあとからでもアポクリン汗腺が発達してくる可能性が高いのです。
一概には言えませんが、高校卒業後くらいまで待てばアポクリン汗腺の発達よる再発の可能性は低くなります。
個人差はありますので、手術前に医師に相談して、検査を受けてから手術を行ってもらうようにするのがよいでしょう。
まとめ
ワキガの手術は病院によって方法も費用も様々で、メリットとデメリットがあります。
また、どの手術も執刀医の腕と経験が効果を大きく左右します。
それほど担当医選びが重要です。
手術を受ける以上身体へのリスクや負担はゼロではありません。
費用も相当高額になります。(一部保険適応を除く)
だからこそ、選んだ手術がアナタの症状にとって最善の方法か?信頼できる医者か?を見極めるためにも、事前のカウンセリングが重要になります。
長い間ずっと悩んでいたワキガの治療です。
後悔のないよう、医師としっかり話し合いながら、十分に納得した上で手術してください。
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