大晦日の意味や由来、やるべき行事や過ごし方について!?
「大晦日」
一年最後の日!
お休みの人間が多い中、年内にいろいろ済ましておきたいことから何かと忙しない一日でもあります。
普通の一日でありながら特別な一日でもあります!
そんな大晦日の意味や由来、済ましておくべき行事や過ごし方について調べてみました!
Contents
大晦日の意味や由来について
大晦日(おおみそか)は、一年の最後の日。
旧暦では毎月の月末の最終日を晦日(みそか)と言います。
つまり最後の最後12月の月末の最終日の晦日は大晦日となるわけです。
元々、旧暦の晦日の“みそ”は“三十”であり、“みそか”は30日の意味だったようです。
そして現在の新暦では12月31日のことを指すようになったのです。
英語では「New Year’s Eve」、ヨーロッパではローマ教皇シルウェステル1世が由来の「ジルベスター(Silvester)」とも呼ばれます。
元来、日本における大晦日という慣習は、日本文化に古くからある「その年一年間を司る神様である歳神様」(としがみさま)への信仰に基づく儀礼から生じています。
歳神様は神社などではなく年の初めから各家々に来られると昔から信じられていたため、神様をお迎えし食事を共にしたりするために大晦日から夜通し「年籠り」(としごもり)をして元旦も家で過ごすことが一般的でした。
現代では歳神様が各家々に来られるという観念がほとんど無くなり、一般庶民が正月三が日などに神様に願いを伝えるためにこちらから神社へ参賀する「初詣」を行うのが当たり前のようになっていますが、大晦日の夜は年越しの瞬間を家族一緒に迎えるために子供も夜更かししても怒られない特別な日のような風習はこ古来の時代の名残りなのかもしれません!
また除夜は歳神様を迎えるために一晩中起きているという習わしもあり、この夜に早く寝ると白髪になるとか皺が寄るとかいった俗信もあります。
大晦日にするべき行事とは?
大晦日には、様々な年越しの行事が行われます。
もしかしたら一年で忙しい日なのかもしれません!
大掃除
現在では大晦日が大そうじする日のように言われていますが、古くは12月13日が煤払いの日とされていました。
普段の掃除とは違い、歳神様を迎えるための準備ですから、煤とともに年内の穢れ(けがれ)や厄(やく)をお祓い(おはらい)する意味もありました。
現在でも実際には大晦日一日で大掃除なんてとてもできないので、年末から掃除を始め新年を迎える為の飾りつけなど迎春準備最後の仕上げのための整頓日の意味合いが強いでしょう。
年の湯
普段のシャワーや入浴とは少し違い、「一年の垢を落として清潔な身体で新年を迎える」ために
特別な意味を持って入浴します。
できればシャワーなどで済ませず身体を洗いゆっくり湯船に浸かってゆったり穏やかな気持で入浴できたらいいですね!
年越し蕎麦
そばの細く長いのでその形状にちなみ、延命長寿や身代が長く細く生きられるように願って食べる年越しそば!
できるなら自宅で年越し前に!
無理なら大晦日のうちに外出先でもいいですから食べておきたいですね!
縁起ものですから!
除夜の鐘
大晦日の年越しの夜のことを除夜といいます。
その12月31日の除夜(大晦日の夜)の深夜0時を挟む時間帯に、寺院の梵鐘を撞(つ)くことを除夜の鐘といいます。
除夜の鐘は108回撞かれ108つの煩悩を祓うと言われています。
除夜の鐘は、先ほどからの神事的行事ではなく、日本仏教にて年末年始に行われる年中行事の一つ。
交響曲第9番 (ベートーヴェン)
別に行事ではありませんが、年末、特に大晦日といえばベートーヴェンの「交響曲第9番」が定番になっています。
通称「第九」
日本で年末に「第九」が頻繁に演奏されるようになったのは、戦後オーケストラの収入が少なく、楽団員が年末年始の生活に困窮する状況を改善するため、合唱団も含めて演奏に参加するメンバーが多く、当時クラシックの楽曲で人気があり「必ず客が入る曲目」であったベートーヴェンの「第九」を日本交響楽団(現在のNHK交響楽団)が年末に演奏するようになりそれが定例となったことが発端とされています。
また大晦日に生放送をする慣習が定着していたので、年末の定期演奏会で取り上げても何ら違和感が無かったことも一因でしょう!
大晦日の過ごし方について
最近では海外で新年を迎えるといったスタイルも定着しつつありますが、やはり日本の大晦日といえば自宅で家族と過ごすことが多いのではないでしょうか!?
多くの方が年末年始の休暇を取り、一人暮らしの都会暮らしの方も田舎の実家に里帰りして家族揃って新年を迎えるための一日になります。
大そうじで片付けと迎春準備をし、お正月準備の買物を済ませ夕食を済ませ年の湯で一年の垢を落とし、テレビで年末の特番見て、最後に家族で年越しそばを食べ除夜の鐘を聞いて、厳かに新年を迎える!
これがある意味、日本の大晦日からお正月を迎える一般的なスタイルなのではないでしょうか!?
そんな大晦日は嫌だ!なんて意見もあるでしょうが、そんな方はどうかご自由にアナタの大晦日を過ごして下さい。
良いお年をお迎え下さい。
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