防災袋の中身リストとスグに持って出られる置き場所とは?
「阪神淡路大震災」1995年(平成7年)1月17日
「東日本大震災」2011年(平成23年)3月11日
「熊本地震」(平成元年28年)4月14,16日
大きな地震災害が日本を襲いました。
そのためか毎年、1~3月は防災袋は売り切れ状態が多くなります。
そんないざという時に自分を自分で守るための「防災袋」の中身のリストやもしものときのために最適な置き場所について考えてみました。
防災袋の中身リスト一覧
災害の規模にもよるのですが、災害発生直後から救援物資が届くまでの時間は、少なくとも3日程度はかかると言われています。
ということは、「最低でも3日間は自分たちで生き残っていく準備が必要」なのです!
リストはこちらの一覧を参考にしてみてください。
非常袋 | 両手をふさぐことのない少し大きめのリュック型が最適 |
飲料水 | 最低でも1日1リットル程度。数本は500ml用のミニボトルを入れておくとよい。 |
非常食 | カンパンや長期保存ビスケット、缶詰、チョコレートなど。 |
懐中電灯 | 使用頻度も高いため、予備電池も用意。 |
ラジオ | イヤホン専用ではなくみんなが聞けるスピーカー付き。予備電池も用意! |
貴重品 | お札、小銭も用意(公衆電話用)しておく。保険証、身分証明書、通帳のコピー。 |
救急セット | マスク、消毒液、ばんそうこう、湿布薬、三角巾、風邪薬、胃薬、包帯、毛抜き、綿棒 |
筆記用具 | 油性マジック、ボールペン、メモ帳 |
ハサミ | 10徳ナイフの方がコンパクトで便利に感じるが、ハサミやカッターナイフの方が使いやすい。 |
ライター | 100円ライター、チャッカマンのようなものの方が使いやすい。 |
タオル | 怪我の手当てや汚れ拭き、下着の代用等、汎用性が高いので圧縮袋に数枚づつ分けて用意。 |
ポリ袋 | 小物入れや、水入れ、防寒など汎用性が高いため、数サイズの袋を用意しておく。 |
ティッシュ | トイレや様々な用途に使えます。ウエットティッシュも別途で用意。 |
ガムテープ | 紙テープでもいいが、できれば布テープ |
手袋 | 軍手と革手袋(ガラス片処理用)の2タイプ用意しておくと便利。 |
雨合羽 | 雨合羽は防寒具にもなり便利です。 |
レジャーシート | 1人あたり1畳程度 |
ろうそく | 原始的ですが火種、明かり何でも対応できます。 |
携帯用スリッパ | 携帯用簡易スリッパ、避難所などで重宝します。 |
簡易トイレ | 女性は特に必要かもしれません |
簡易水ろ過装置 | ペットボトルタイプのものでも非常時には役立ちます |
使い捨てカイロ | 防寒対策 |
耳栓 | 避難所内などで睡眠時あると便利 |
目隠し | 避難所内などで睡眠時あると便利 |
ホイッスル | 救助を求めるのに必要 |
着替え | 下着類やTシャツなど数枚。圧縮袋などにまとめて入れる。 |
防災袋に入れる中身は、法律で「何と何を入れなさい!」と指定されているわけではありません!
と、いうことは個人の事情によって、防災袋に入れておくべき最適な中身のリストは変わってくるということなのです。
防災袋の中身を考えだすと、アレもコレもとリストアップしていくと一つのリュックに収まりきらなくなったり必要以上に重くなってしまったり・・・。
そう考えると何でもかんでも詰め込んでおけばいいものでもありません!
災害地を重い荷物を背負って歩くのには限界があります・・・。
※個人差もありますが、一人の人間が背負って歩くのに支障のない重量の目安は、成人男性で15kg、成人女性で10kg程度だと言われています。
結局最後に自分を守るのは自分です。
防災袋の重さを考えながらあなたに合ったモノを自己責任でチョイスしましょう。
防災袋の置き場所はどこがいい?
これが一番難しい問題なのかもしれません。
一般的に多いのが玄関ですが、地震などで家屋が崩れてしまえば、玄関すらたどり着けずに窓から脱出した方々も多いとききます。
それぞれの生活様式に依っても家族分の防災袋をまとめて置かず、分けて置くとか防災袋を複数用意したりすることも考えなければならないかもしれません!
・玄関
・居間
・自分の部屋
・車の中
日常から防災意識を高めるためにも、普段自分が一番いるところや上着などをかけておく「ポールハンガー」など普段から目に付くところに置いておくことが大事なのかもしれません。
各家庭の事情により置き場所はいろいろあるとは思うけど、普段使わないからといって押入れなどに仕舞ってしまって絶対にダメだということだけは言えるでしょう!
防災袋のリュックは何でもいいの?
そもそも防災袋は普通の大型のバッグじゃだめなのでしょうか?
災害現場では普通に歩くことさえ困難な場合も多いのです。
大きなトランクやカート付きのカバンより、両手が使えるリュックスタイルがベストと言えるでしょう。
また、市販でよく見かける、銀色で専用の「非常用持ち出し袋」は小型のものが多く余分なものは入りません。
できれば少し大きめの、自分のリストに合うリュックを用意したほうが良いでしょう!
もちろん燃えにくく、防水加工されたものが望ましいのは言うまでもなく、蛍光テープなどを貼っておくことも大事な自己防衛手段でしょう。
ただ、普段から中味の入れ替えなどを考えて、
目立つように家の中でも「目につく」「忘れない」少し派手な色合いを選ぶことも大事かもしれません。
災害現場でも材質によっては確認されやすいという利点もあるでしょう。
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防災袋のまとめ
供えあれば憂いなし
中身にしても、置場所にしても「これで絶対大丈夫」はありません
あなたにとってのベストをあなた自身で考え、防災意識を普段から高めておくことが大事でしょう!!
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